サイコパス

【サイコパス診断】サイコパスはどういう人?サイコパスと普通の人のちがいは何?

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この記事の内容

・サイコパスとソシオパスについて
・サイコパスと普通の人の考え方の違い
・サイコパスと人間のジレンマについて

サイコパスとは?

サイコパスとは、反社会性パーソナリティー障害のことです。

精神病質(せいしんびょうしつ、英:psychopathy サイコパシー)とは、反社会的人格の一種を意味する心理学用語であり、主に異常心理学や生物学的精神医学などの分野で使われている。その精神病質者をサイコパス(英: psychopath)と呼ぶ。引用:Wikipedia

 

サイコパスは病気ではなく、パーソナリティー障害のひとつです。

日本では100人に1人がサイコパスだといわれており、その予備軍もいるといわれています。

 

サイコパスはドラマやアニメの影響で、よく犯罪者と位置付けられますがそのすべてが犯罪者ではなく普通の人間として社会に溶け込んでいます

 

ソシオパス

サイコパスと似ている障害にソシオパスがあります。

サイコパスもソシオパスもどちらも反社会性パーソナリティー障害です。

 

サイコパスは先天的なもの、ソシオパスは後天的なものという違いがあります。

 

サイコパスは生まれたときからの気質であり、ソシオパスは幼少期に育った環境やトラウマなどの影響により後天的に反社会的パーソナリティー障害になった者のことです。

 

サイコパス診断

サイコパス診断には、ロバート・D・ヘアによって作成された「サイコパシー・チェックリスト(PCR-R)」が一般的に使用されています。

  1. 口達者/表面的な魅力
  2. 誇大的な自己価値観
  3. 刺激を求める/退屈しやすい
  4. 病的な虚言
  5. 偽り騙す傾向/操作的(人を操る)
  6. 良心の呵責・罪悪感の欠如
  7. 浅薄な感情
  8. 冷淡で共感性の欠如
  9. 寄生的生活様式
  10. 行動のコントロールができない
  11. 放逸な性行動
  12. 幼少期の問題行動
  13. 現実的・長期的な目標の欠如
  14. 衝動的
  15. 無責任
  16. 自分の行動に対して責任が取れない
  17. 数多くの婚姻関係
  18. 少年非行
  19. 仮釈放の取消
  20. 多種多様な犯罪歴

・それぞれの項目は、0 – 2点で評定、総計で0 – 40点に分布する。
・成人で30点を超えるとサイコパスとされ、20点未満であるとサイコパスではないとみなされる。
・子供のサイコパス傾向についての基準はあまり確立していないが、27点がカットオフ値。

 引用:Wikipedia

(※PCR-R診断は専門知識のない一般人が診断してはならず、正しい診断をするには専門医と面談する必要があります。)

 

また、サイコパス診断ではないですが、倫理や道徳に関する問題で最も古典的なものに「トロッコ問題」「臓器くじ」というものがあります。

 

どちらも「複数人を救うために1人の命を犠牲にできるか」という思考実験で、人間の倫理的・道徳的ジレンマについて考えさせられる問題です。

 

トロッコ問題

トロッコ問題はイギリスの哲学者のフィリッパ・ルース・フットが考案した倫理学の思考実験です。

トロッコ問題(トロッコもんだい、英:trolley problem)あるいはトロリー問題とは、「ある人を助けるために他の人を犠牲にするのは許されるか?」という形で功利主義と義務論の対立を扱った倫理学上の問題・課題。引用:Wikipedia

 

まず前提として、以下のようなトラブル (a) が発生したものとする。

(a) 線路を走っていたトロッコの制御が不能になった。このままでは前方で作業中だった5人が猛スピードのトロッコに避ける間もなく轢き殺されてしまう。

Trolley problem.png

そしてA氏が以下の状況に置かれているものとする。

(1) この時たまたまA氏は線路の分岐器のすぐ側にいた。A氏がトロッコの進路を切り替えれば5人は確実に助かる。しかしその別路線でもB氏が1人で作業しており、5人の代わりにB氏がトロッコに轢かれて確実に死ぬ。A氏はトロッコを別路線に引き込むべきか?

 

なお、A氏は上述の手段以外では助けることができないものとする。また法的な責任は問われず、道徳的な見解だけが問題にされている。(中略)

 

派生問題

では次のような派生問題ではどうだろうか。A氏はやはり(a)の状態にあるが、(1)ではなく次の(2)の状況に置かれている。

(2) A氏は線路の上にある橋に立っており、A氏の横にC氏がいる。C氏はかなり体重があり、もし彼を線路上につき落として障害物にすればトロッコは確実に止まり5人は助かる。だがそうするとC氏がトロッコに轢かれて死ぬのも確実である。C氏は状況に気づいておらず自らは何も行動しないが、A氏に対し警戒もしていないので突き落とすのに失敗するおそれは無い。C氏をつき落とすべきか?

 

前述の問題と同様、A氏にはつき落とすかつき落とさないかの選択肢以外は無いものとする。C氏ほど体重の無いA氏が自ら飛び降りてもトロッコを止められず、またその事実をA氏は理解している。引用:Wikipedia

 

トロッコ問題は簡単にいうと「5人を救うために1人を犠牲にしてもいいか」という問題です。

(1)は回答者は実際に殺すのではなく、レバーを切り替えるだけです。

(2)は回答者自身が直接人を殺すことになるかもしれません。

 

この問題に正しい答えはないです。

普通の人は、(1)はレバーを切り替えて5人のために1人を犠牲にするという回答をし、(2)で回答に悩む人が多いです。(悩んだ上にどちらも選ばないという答えを出す人もいます)

 

功利主義の観点からすると、「5人を救うために1人を犠牲にする」ことは正しい判断なのかもしれません。

 

しかし、(1)の場合は仕方がないと思える人も、(2)の場合は自らC氏をつき落とす=直接的で意図的な殺人となるので共感性のある普通の人からすると迷いが生じるのです。

 

サイコパスの回答

サイコパスは(1)も(2)も普通の人とは異なる回答をします。

 

サイコパスは共感性が欠如しているので、相手の立場に立って考えることができません。

5人が死のうが1人が死のうがサイコパスにとってはどうでもいいことです。

 

トロッコ問題を出されて答えないといけない場合は数の多い5人を助ける、と悩まず即答するでしょう。(サイコパスからするとかんたんな算数の問題に感じる)

 

しかしサイコパスの本心としては、(1)と(2)どちらをしても自分の利益にならないのに、なぜ自分が他人を助ける必要があるのか?という思考回路になります。

 

または、なんらかの理由で自分が巻き込まれてしまい、どうしてもどちらかを助ける選択をしないといけない場合は6人全員を殺すという回答を出すでしょう。

 

なぜならサイコパスは自分が選択をすることで自分が不利益を被る可能性のあるものは排除しておこうと考えるからです。

 

ちなみに、(2)の回答ではサイコパスはC氏を突き落とすことに迷いは生じないでしょう。(そもそもそんなことを積極的にしようとも思わないでしょうが。手間だし自分が関わることで損をする可能性の方が高いので)

 

臓器くじ

「臓器くじ」は哲学者(倫理学者)のジョン・ハリスが考案した倫理学の思考実験です。

臓器くじ(ぞうきくじ、英:survival lottery)は、哲学者(倫理学者)のジョン・ハリス (生命倫理学者) が提案した思考実験。日本語圏では「サバイバル・ロッタリー」とカタカナ表記されることも多い。

「人を殺してそれより多くの人を助けるのはよいことだろうか?」という問題について考えるための思考実験で、ハリスは功利主義の観点からこの思考実験を検討した。引用:Wikipedia

 

「臓器くじ」は以下のような社会制度を指す。

  1. 公平なくじで健康な人をランダムに一人選び、殺す。
  2. その人の臓器を全て取り出し、臓器移植が必要な人々に配る。

臓器くじによって、くじに当たった一人は死ぬが、その代わりに臓器移植を必要としていた複数人が助かる。このような行為が倫理的に許されるだろうか、という問いかけである。

ただし問題を簡単にするため、次のような仮定を置く(これらは必ずしもハリスが明記したものではない)。

  • くじにひいきなどの不正行為が起こる余地はない。
  • 移植技術は完璧である。手術は絶対に失敗せず、適合性などの問題も解決されている。
  • 人を殺す以外に臓器を得る手段がない。死体移植や人工臓器は何らかの理由で(たとえば成功率が低いなど)使えない。   引用:Wikipedia

 

臓器くじは「複数人を救うために1人を犠牲にしてもいいか」という問題です。

この問題にも正しい答えはないです。

 

普通の人なら、自分が犠牲になる可能性もあるけど大勢の命が助かるのなら仕方がないという考え方をすると思います。

 

もしくは、どんな理由であれ意図的に殺人を行うことはよくないと考える人もいるのではないでしょうか。

 

サイコパスの回答

サイコパスは、公正公平なくじなど引かず他人を犠牲にすることで自分が助かろうとします

 

または大衆をコントロールし、自分だけが助かるように画策するかもしれません。(サイコパスは口が達者で頭もいいので)

 

サイコパスと倫理的・道徳的なジレンマ

 

「トロッコ問題」も「臓器くじ」もサイコパスを診断するものではないですが、2つの問題を通してサイコパスの思考回路を読み解くことはできます。

 

倫理的・道徳的なジレンマを考えることで心のある人間心のないサイコパスかを判断できるからです。

 

サイコパスは、自己中心的で共感性が欠如しており、損得勘定で理性的な考え方をするので相手の立場になって考えることをしません。

あくまで自分がどうしたいか、どうするべきかを軸に物事を考えます。

 

また、サイコパスは道徳観が欠如していることに加えて恐怖も感じにくいので、人が死ぬことで感情は動かないです。

 

普通の人なら、自分の選択で命が助かるか助からないかが決まる重要な場面ではかならずジレンマに陥ります。

しかし、サイコパスには心がないのでジレンマに陥ることがないのです。

 

まとめ

エモリ―大学の心理学教授であるスコット・リリエンフェルド氏はサイコパス診断テストについて次のように発言しています。

この手のクイズが受けるのは単純明快な魔法みたいだからだ。
たった一つの質問で、わたしたちのなかに紛れ込んでいるサイコパスの正体を見破れて連中から身を守ることができたとしたら、それは心強いだろう。
だがあいにく、現実はそこまで単純じゃない。
もちろん、サイコパスがどんな人間かを突き止めることはできる。
ただし、質問は一つじゃだめだ。相当質問攻めにしなきゃならない。引用:Wikipedia

 

一般的なサイコパス診断(心理テストなど)では、サイコパスかどうかを簡単に判断することはできません。

 

しかし、サイコパスはどのように考えるのか、普通の人とどんなところが違うのだろうか、と興味をもつことでサイコパスを理解することにつながります。

 

今回紹介した「トロッコ問題」や「臓器くじ」もサイコパスを診断するものではないですが、心をもつ人間のジレンマについて考えさせられます。

 

まわりの人と一緒に意見を交換し合うと新たな発見があるかもしれません。

 

 
 

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ハル
ハルというニックネームでブログをかいています。 漠然とした生きづらさを感じていたところ、MBTI・エニアグラムにたどり着きました。 このブログでは、人の多様な性格や気質について興味のある人や自分らしい生き方を模索している人に向けて発信しています。