できるだけ人と関わらず、一人で黙々と仕事をしたいですよね…
他人とのコミュニケーションや人間関係が面倒くさいし苦手、人と関わらないでお金が稼げたらいいのに…という方に向けて『人と関わらないで一人でできるバイト』を《良いところ》と《悪いところ》に分けて、《筆者の経験談》と共に4つ紹介したいと思います。
- 人と関わらないで一人でできるおすすめのバイト4つ
- 筆者の実体験を元にした一人でできるバイトの良い点と悪い点
ポスティング
ポスティングとはチラシをポストに投函する仕事です。
ポスティングといっても色んな働き方がありますが、ほとんどの場合は一人で作業することが多いです。
ポスティングは、《チラシ折りからポスト投函まですべて一人で行う》場合と、《事務所でチラシを折った後10人前後で車に乗り合わせて自分の担当エリアをポスティングしていく》場合などがあります。
給料も時給だったり、配ったチラシの枚数で決まったり様々です。
筆者の経験談
筆者はみんなで乗り合わせる方のポスティングバイト(時給)をした経験がありますが、
- 事前にポスティングするルート・地図を渡される
- 今日配る分のチラシを折る(30分)
- 大型の車に他のメンバー(5~6人)と乗り合わせ、今日ポスティングする集合団地などへ移動する(30分)
- ポスティング作業(1時間)
- ルート内のポスティングを終えたら、担当の人に電話して迎えに来てもらう→車で移動(30分)
- 事務所に戻って次回の分のチラシ折り(30分)
という流れでした。
短期間の限定募集のオープニングバイトで1日3時間のシフトでしたが、時給が1000円と高く(地方にしては高い方)、移動時間やチラシを折る時間などももちろん時給が発生したので割のいい気楽なバイトでした。
行き帰りの車のなかではただボーっとしていたので、実質1時間くらいは働かずに時給をもらってましたね。
ポスティングする時間は約1時間で400~500枚くらい配ってました。(集合住宅やマンションの地域のポスティングだったので、比較的多い枚数をさばけていました)
ポスティングは意外と疲れるので1時間くらいがほどよく疲れる感じでちょうどよかったです。
単調な作業なので何時間もするのは肉体的にも精神的にも疲れると思います。
『ポスティングバイト』の悪いところ
- 玄関先にいる犬にめっちゃ吠えられて怖い
- 不審者に間違われたり、チラシを配ろうと声をかけたら怪訝な目で見られることがある
- 外作業なので夏は暑く、冬は寒い。雨の日は傘を差しながらのポスティングなのでチラシがぐしょぐしょに濡れてしまうし、傘とチラシで両手が塞がっているためポスティングしにくくキツイ(天候に左右されやすい)
『ポスティングバイト』の良いところ
- 一人なので気が楽。マイペースに作業できる
- 身体を動かすので、運動不足解消になる
- 単調でかんたんな作業なので、頭を使わずゆったり余裕をもってできる
- 基本的に短時間または自分で配布量を決められるので、隙間時間に効率よくできる
- 基本的に他人と会話をしなくていいので、コミュニケーション能力が必要ない
- ポスティングバイトをするときは、オープニングの期間限定短期バイトを狙えば時給が高くその割に楽なので、効率よくマイペースに稼ぐことができる可能性が高い!(出来高制はチラシ一枚の単価が安いところが多く、かなり多くのチラシをさばかないと稼げない)
- ポスティングバイトは天候に左右されたり、犬に吠えられたり、不審者扱いされることもしばしばあるが、基本的には人と関わらずに一人で気楽にできるバイト!
清掃
『清掃』といってもホテルの客室やビル、オフィス、施設など清掃の種類はたくさんありますが、清掃バイトも基本的に人と関わらず一人でできるバイトです。
筆者の経験談(客室清掃)
筆者はホテルの客室清掃の経験がありますが、正直ホテルの客室清掃のバイトはかなりキツイです。
掃除、ベッドメイキング、各アメニティの補充…などやることが多く本当に目が回るほど忙しいです。
筆者はビジネスホテルとリゾートホテルの2つの客室清掃の経験がありますが、どちらも共通することは客室清掃は【時間との勝負】というところです。
ホテルの客室清掃はとにかくスピードと仕上げ力を求められます。
なぜならお客さんのチェックインの時間が15:00と決まっているため、チェックインの時間(15:00)までに今日予約の入っている部屋の清掃をすべて完了させないといけないからです。
たとえ前のお客さんのチェックアウトの時間が遅くなり清掃に入る時間が押しても、次に入るお客さんには関係のないことなので短時間で完璧に清掃を完了させないといけません。
筆者が働いていた客室清掃は、
- 今日の予約の入っている部屋数と各部屋の人数、性別などの確認(シーツやタオルの枚数の調整、各アメニティの用意)。
- 清掃道具一式、キレイなシーツやバスタオルなどを人数分各客室にもっていき清掃開始。
- 客がチェックアウトし客室が空くと、フロントから都度《〇〇号室清掃お願いします》と電話がきます。客室の清掃を終わらせると、今度は自分からフロントに電話して《〇〇号室の清掃終わりました》と報告します。
- 清掃が完了すると、予約客のチェックイン前にフロントの人が最終チェックが入り清掃終了。
という流れでした。
筆者がビジネスホテルで働いていたときは《一人約10部屋》を担当していたので、一部屋15~20分で清掃を終わらせないと間に合いませんでした。
また、リゾートホテルの客室は3~4人でチームを組んでこちらも約10部屋の清掃をしていました。(就業場所による)
どちらも、客室内の浴槽の掃除や広い部屋の清掃がキツかったですね。
浴槽は清掃後に水滴をすべてふき取らないといけないのでかなりキツかったです。(チェックも厳しくされる。髪の毛一本でも落ちてたらアウト。湿気の多い日は水気が残るのでかなり大変)
ビジネスホテルの客室清掃は、一人で10部屋の清掃をこなすのがかなりキツく死にそうでしたが、掃除する順番や休憩の時間など全行程のすべてを自分で決めることができたので、そこだけは自分の性に合っていてとても気楽にできましたね。
リゾートホテルの客室清掃は、チームを組んで清掃をしていたのですが、チームのメンバーと時間を合わせたり声を掛け合って確認の作業をしながらみんなで協力して清掃をこなさないといけなかったので、かなりストレスでした。(自分ルールをチームのみんなに強要してくる人もいてイライラします)
完璧にできた…!と思っても、経験が長い人やチームリーダ―、最終仕上げの人のお眼鏡にかなわなかったらやり直しですし、ひとりの作業が遅れたら連帯責任になるので『早く!完璧に!仕上げなきゃ!!』というプレッシャーに押しつぶされそうで、苦痛以外の何物でもなかったですね。(ただえさえ体力の消耗が激しいのに、精神的にもガンガン消耗します。)
『客室清掃バイト』の悪いところ
- スピードと仕上げの正確さを求められるので焦るし、体力の消費がすさまじい
- 汚れたタオル、排水溝などの清掃時に、他人の体毛や汚れを触ってしまうことがあるので気持ち悪い(潔癖症の人は絶対に無理。清掃のバイトはオススメしない)
- 40代~60代の女性のパートの方が多いので、若い人や男性は孤立しやすい。(おばさまたちの井戸端会議や序列についていけないことが多い)
- 客室の清掃バイトは仕事量と給料の割が合わないところがほとんど。楽に稼ぎたい人は他の割のいいバイトを探した方がいい。
『客室清掃バイト』の良いところ
- 各部屋すべて一人での担当になると、完全に自分のペースやルールで作業できるので楽
- 肉体労働なので体力・筋肉がつく
- 家の掃除もキレイに、早く、効率よくできるようになる
- 単純作業なので、慣れると淡々と作業に集中できる
- お客さんとの会話がまったくないので、基本的にはコミュニケーション能力はほとんど必要ない(作業の報告・確認などは必要なので最低限の会話は必要)
- 客室清掃のバイトをするなら、各部屋の清掃をすべて一人でできるところがオススメ!
⇒清掃は肉体労働なので身体的にはキツいけど、完全一人での清掃はすべての工程を自分のルールでマイペースにできるので精神的にはかなり楽。お客さんとの会話も従業員同士のコミュニケーションもほとんどないので一人で淡々とこなせる。
- 大勢でチームを組んで清掃をするような客室清掃はあまりオススメしない!
⇒かなり協調性が求められるので精神的にかなりキツイ。身体的にもかなりキツイのに精神面でも消耗されるのは時給にまったく見合わない!!お客さんとの会話はなくてもチームの人とたち(従業員同士)との密なコミュニケーションがあるのでうんざりする。
- 清掃のバイトは、40代~60代の女性のパートの方が多いので若い人や男性は人間関係に苦労することが多い。(おばさまたちの中には必ず序列がある。大ボス的な人が必ずいて、その人には誰も逆らえないのでめちゃくちゃ空気を読まないとやっていけない)
工場のライン作業
工場のラインバイトも、人と関わらずに基本的に一人でできるバイトの一つです。
工場のライン作業といっても組み立て、仕分け、梱包、検査…など様々な種類があり、大きな機械を扱う工場だったり、食品や書籍など扱っている商品も工場によって様々です。
筆者の経験談
筆者は派遣で印刷物を扱う工場のラインバイトをした経験があるのですが、長時間立ちっぱなしの作業が本当に無理で、すぐに辞めちゃいましたね。
派遣は一番下っ端なので誰にでもできる簡単な作業しか任されません。(工場によると思います)
かんたんで単調な作業でも、何時間も同じ姿勢で持ち場からまったく動かずに繰り返すので足腰の負担がハンパないです。
慣れれば足腰の負担も減るかな…と思いましたが我慢できなかったので早々にリタイアしてしまいました。(立っても座っても大して作業効率なんて変わらないんだから、好きな時に座れる環境を用意するべきだと思いますけどね..むしろその方が作業効率上がると思うし..日本の変な根性論には本当にうんざりしますね)
『工場のライン作業バイト』の悪いところ
- 工場にもよるが、長時間立ちっぱなしなので足腰を痛める
- 機械でケガをすることがある
- 意味の分からないマニュアルを何度も読ませられたり見せられたりする(就業場所による)
- 長時間の求人が多いため、拘束時間が長い
- 工場は都市部から少し離れたところにあることが多く、交通手段が限られるし行き帰りの移動時間も長くなる
『工場のラインバイト』の良いところ
- 基本的に他人と話さなくていいので気が楽
- 一人作業が多く、協調性などほとんど必要ない(指示に従わないと流れが止まってしまうことがあるので最低限のコミュニケーションは必要)
- 単純作業のため頭で考える必要がなく、淡々とできる
- ひたすら動かず、淡々と手を動かず作業を苦痛に感じない人にはかなりいい環境
- 工場のラインバイトは、基本的に人と話さず関わらず黙々とできるバイトだが、長時間の立ち作業で足腰を痛めやすい!
- 同じ持ち場で、同じ姿勢で、同じ作業を延々と繰り返すことを苦痛に感じない人にとってはとても気楽なバイト!
ブログ、アフィリエイト、YouTube
ブログ、アフィリエイト、YouTubeなどは情報発信をして、その媒体をみた読者や視聴者、お客さんが広告をみたりクリックしたりサービスに申し込んだりすると広告収入を得られるという仕組みになっています。
ブログ、アフィリエイト、YouTubeはインターネット環境があれば誰でも気軽に始めることができるので始めるハードルは低いです。
しかし、誰にでもお金が稼げるわけではありません。
コンスタントに収入を得るには継続的にコンテンツを作り上げていく必要があります。
筆者の経験談
筆者はこのブログを運営していますが、継続して投稿していないのでまとまった収入は入らないですね。
最近はブログやアフィリエイト、YouTubeで稼いで生計を立てている人が珍しくなく、副業として収入の足しにしている人、学生のお小遣い稼ぎで情報発信をしている人など様々な人がいます。
コロナ禍ということもあり、在宅でできる仕事は時代に合った働き方の一つだといえるでしょう。
『ブログ・アフィリエイト・YouTube』の悪いところ
- 収益につなげるまでに時間がかかる(約半年間は無収入)
- 怪しい人(ねずみ講など)からネット上で声をかけられやすい・強い言葉に半強制的に影響を受けてしまう
- 収益を上げようとのめりこみすぎて手段を厭わなくなり、グレーゾーンなことを始めてしまう
- コンテンツをつくるために積み上げた時間分の収益が発生するとは限らない
- ネット上で罵詈雑言、誹謗中傷など、心無い言葉をぶつけられることがある
- 基本的に自分が主体となって動かないと一円も稼げない
『ブログ・アフィリエイト・YouTube』の良いところ
- 自分の好きな時間に好きな場所で、マイペースに作業ができる
- 自分の興味のある分野や好きな分野をとことん追求し、読者や視聴者、お客さんと自分の考えや面白いと思うことなどを共有しながら、たのしくお金を稼ぐことができる
- 一から十まですべて一人でこなしていくので、基本的に一人で黙々と作業ができる
- コンテンツを積み上げていけばいくほど、収益を継続して発生させられる可能性が高い
- 長時間ずっとデスクに向かって作業することが多いので、じっと動かず、基本的に誰とも会話せず、地味な作業を延々とこなせる人には向いている
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インターネット環境があれば好きな場所で好きな時間にひとりでお金を稼ぐことができるので、人と関わらない仕事がしたい人にはオススメ!
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しかし、ひとりで計画を立て、実行し、結果を見て修正し、再び実行する、の繰り返しなので自分で物事を淡々と進めていける人じゃないと続かない!
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お金を稼ごうと必死になり追いつめられてしまい、ついグレーゾーンの案件に手を出してしまい泥沼にハマってしまうことがある。
一人でできるオススメのバイト他
洗い場
洗い場はキッチンやホールと同時に任されることが多いですが、回転率の高い飲食店やホテルなどでは洗い場オンリーの求人がでていることももちろんあります。
洗い場は黙々と手を動かし《食器を綺麗に洗浄して片すこと》が仕事なので、基本的には一人で淡々とこなしていく肉体労働です。
そのため他人とのコミュニケーションは少ないです。
- キッチンは熱がこもるため熱い上、食器洗浄機の熱気で汗が滝のように溢れ出る
- 長時間立ちっぱなしなので足腰を痛める
- 洗剤や熱湯で手が荒れる(手袋をする余裕があればいいが、忙しいときやホール・キッチンの合間に洗い場をする場合は手袋をつけるヒマがないことが多々ある)
- 一人で黙々とマイペースに作業ができる時間が長いので、精神的にはけっこう楽
作家、創作
自分で作品(文章、漫画、イラスト、ハンドメイド作品他)をつくり、自身で売ったり持ち込みをしたりしてお金を稼ぐ方法もあります。
最近はクラウドソーシングやSNSが発達しており、個人が仕事を受けやすい環境も整っていますし、SNSなどで簡単に情報収集、情報発信できる時代なので個人が活動しやすい時代になってきています。
- 創作時間、出来栄え、需要によって給料が変動する
- 締め切りを決めないといつまで経っても作品が完成しない
- 時間をかけて作ったのに売れなかったときに絶望する
- 自分のアイデアを形にすることができ、さらに売れれば自分の作品がお金になる
- 自分のファンができる
- 自分の好きな時間に好きな場所で働き、好きな時に休める
- 『ココナラ』や『クラウドワークス』などのネットで仕事を受けられるサービスが充実しているので仕事を受けやすい
- メルカリ・ラクマなどのフリマやネットショップでハンドメイド作品を売ることも簡単にできるのですべて一人で作業し、ほとんど人と関わらずお金を稼ぐことができる
他にも…
- 品出し
- 商品カウント
- 調査・アンケートモニター
- ミステリーショッパー
- 交通量調査
- 警備員
- 配達・デリバリー
- 治験
- 株式投資
- データ入力
- マンツーマンの家庭教師
- 試験官・採点バイト
など人と関わらず、(基本的に)一人でできる仕事は探してみると結構あります。
まとめ
今回は、筆者が少しでも経験したことのあるバイトの中から筆者の実体験を元に『人と関わらずに一人でできるオススメバイト』を4つ(プラスα)紹介しました。
今はコロナ禍でステイホームということもあり、『Uber Eats』などの宅配サービスの需要が高まっており、一件当たりの単価も高いところが多いので体力のある方はやってみてもいいかもしれません。
街中に住んでいる方など隙間時間に効率よく稼ぐことができます。(体力がないとかなりしんどいですが…)
最後に
自分が働いているところを想像してみて自分できそうだな、と思ったらぜひ挑戦してみてください。
しかし自分が働いているところが全く想像できないという仕事は挑戦などしなくていいです。
筆者の経験上、自分に合わなさそうだなと感じたバイトは実際に働いてみても案の定うまくいきません。
ぜひ、自分に合うバイトを探してみてくださいね。