INTJは少数派なので、現代社会で生きていく上で辛いことや理解できないことなど多く、悩みを抱えている人が多いと思います。
生きていくためには仕事をし、お金を稼ぐ必要がありますが、INTJは自立心が強く、独立独歩の“我が道を行く”典型的な人間なので自分に合った仕事スタイルを見つけるのに苦労する傾向にあります。
そこで今回は、INTJに向いている仕事スタイルを5つ紹介したいと思います。
INTJの仕事スタイル5つ
頭脳を駆使する仕事
INTJは肉体派ではなく頭脳派です。
自分の頭を使って仕事をし、その中で達成感を感じやりがいを見出します。
自分に必要だと思う知識やスキルは身に着けようと進んで努力します。
INTJは自分がピンときたものを徹底的に極めようとし(オタク気質)、そのために費やす時間やお金は出し惜しみしません。
仕事人間になりがちなところもありますが、それは一つのことに夢中になると無意識に四六時中そのことについて考える気質をもっているからです。
INTJは知的好奇心が旺盛で一つのことに没頭する傾向があるので、頭を使わない単純な仕事より、頭を使う仕事の方が意味を見出しやすく心が震える真の達成感を感じやすいです。
また、INTJは損得勘定がしっかりあり、懐疑主義者でもあるので自分にとってメリットがないことや効率が悪く生産性が低いことに対しては“自分にとって必要ないこと”と位置付けバッサリ切り捨てます。
INTJは感情指向ではなく思考指向なので、人情味あふれる仕事やボランティアなど感情を伴うことで成立する仕事とは無縁です。
INTJの主軸はいつでも自分です。
自分の考えを元に自分で考え試行錯誤することがINTJの生き方であり生きがいなのです。
自分のペースでできる仕事
INTJはかなりマイペースな性格です。
組織で働くことできなくはないですが、独立してしまう方が向いています。
(もしくは組織の中で専門的な知識や技術を生かす仕事や、人の上に立ち人を組織自体を動かす仕事は比較的向いています。)
INTJは自分の軸がしっかりあり、自分が理解できない慣習やルールなどはスルーできないタイプです。
INTJはつねに『これはうまく機能するか』を考えており、いつも懐疑的な目で世間や自分自身を客観的にみています。
組織は小さな社会であり、ある程度ルールも決められています。
そのルールや慣習をINTJが理解できなかったら(受け入れられなかったら)、ズレが大きくなっていきINTJにとってかなりのストレスになります。
INTJは誰かが決めたルールに従うより、自分が決めたマイ・ルールで仕事をする方が成果を出しやすいです。
分析力と客観性を活かせる仕事
INTJは大衆から少し離れたところで、大衆や世の中の動きなどを一人で静かに観察し分析することを好みます。
それは無意識で行うことであり、INTJにとって特別なことではありません。
逆にINTJは、共同作業をして自ら手を動かしながら動くということは好みません。
また、INTJが感情のままに物事を判断することもほぼありません。
INTJは『現在』や『過去』に焦点を当てず、つねに『未来』に焦点を当てています。
そのため、今現在の状況や感情に流されることが少なく、現在と過去を“未来のビジョンを描く”ための材料にします。
INTJは物事を体系化して理解しようとする傾向があります。
一本一本の木を見るのではなく、一度森全体を眺めてからその後に一本一本の木を見ようとします。
全体像を把握した後に、細部を見ていくのです。
INTJは内向的直観(Ni)の働きにより、物事のパターンや因果関係を把握することが得意であり先を見通す能力に長けています。
それにより自分がこれからどうしたら物事はうまくいくのか、世の中の動きはこれからどうなっていくかなどある程度ビジョンとして描くことができるのです。
INTJは物事を客観的にみて分析し、体系化して自分の中に落とし込んだ上で仕事を進めていくことで、より確実に、そして効率的に仕事をこなすことができると考えます。
問題を解決する仕事
INTJは物事の本質や心理を追求することに意味を見出す性質をもっており、物事の背景に秘められたものについて試行錯誤し、その過程に没頭します。
INTJは自分の外側で起きたことを構造化(パターン化)し、自分の中に一つ一つ落とし込むという作業をします。
そのために無意識に内向的直観Niを利用してインプットした情報を体系化していきます。
情報をインプットする⇒体系化する⇒構造化するを繰り返すことで、点と点でしかなかった情報が、ある日一つの線でつながり閃く瞬間が訪れます。
この“閃き”が新しいアイデアや問題解決の糸口になるのです。(名探偵コナンの推理シーンを思い浮かべるとわかりやすいかと思います。)
閃いた後も『これは真に必要な情報か?』と吟味し、『これはやっぱり要らない』と判断すると一旦排除し、また新しい情報をインプットし同じように体系化・構造化していきます。
内向的直観Niを主軸にもち、外向的思考Teを補助機能とするINTJにとって、自分の頭の中で体系化した知識を論理的に整理し問題を解決するために試行錯誤することは、難しいことではないのです。
一人でできる仕事
INTJは基本的に一人好きです。
集団(=組織)に属するより、独立して自分のペースで自由に進められる仕事の方が向いています。
また、INTJは人間関係をうまく築くために相手に合わせることや、演技をすることはできますがものすごく疲れるしストレスに感じます。
なぜかというと、INTJは他のタイプに比べリアルの人間にあまり興味がないからです。
INTJは基本的に他人と深い関係になりたいと思わないし、他人を簡単に信用しません。
だから極力人と関わりたくないし、自分一人でできることは自分一人でしたい。
できるだけ他人に頼りたくないし頼られたくもないと思うのです。
INTJは自己管理能力もあるし、計画や戦術を立てることも得意なので一人で独立してやっていける能力はもっています。
組織や人間関係で消耗してしまうより、自分一人の世界を構築し、その上で一人で独自の仕事を進めていくことにエネルギーを使った方がうまくいく可能性は高いです。
まとめ
- INTJは、頭脳を駆使する仕事が向いている!
- INTJは、自分のペースでできる仕事が向いている!
- INTJは、分析力と客観性を活かせる仕事が向いている!
- INTJは、問題を解決する仕事が向いている!
- INTJは、一人でできる仕事が向いている!
INTJはじっくり考え、綿密な計画を立てることや先を見通すことは得意ですが、実行することは二の次になってしまうことがあります。
完璧主義のため、不完全な状態で物事を進めるのに抵抗があるからです。
しかし、その壁を乗り越えたときのINTJの瞬発力と継続力には目を見張るものがあるので、自分の考えや計画に自信をもち少しずつでもいいので行動に移してみましょう。