長期間の休みを利用して短期間で集中的にお金を稼ぎたい学生や、家を今すぐに出たいけどお金や社会的信用がなく家を借りれない人などにオススメなのがリゾートバイトです。
リゾートバイトは仕事と住居が同時に手に入り、基本的に家賃や光熱費が0円という好条件で働けるのでその分貯金も貯まりやすいです。
この記事では、筆者の体験を元にリゾートバイトに行く前に気を付けたいこと6つを紹介していきたいと思います。
- リゾートバイトに行く前に気を付けておきたいこと6つ
目次
地方の方言が聞き取れない
リゾートバイトのほとんどは全国の観光地での勤務です。
街中での案件は少なく、ほとんどが田舎での勤務になるので方言の障壁があります。
地方の中心部から外れたところは方言の訛りが特にきつく、派遣先の人が何を言っているのか聞き取れない場合があります。
リゾートバイトで繁殖期の忙しい時期に派遣され、早急に仕事内容を覚えないといけないのに方言が聞き取れず意思疎通が難しいとかなりメンタルが削られます。
標準語に慣れている都会暮らしの人は特に田舎の訛りは聞き取れないですし、地方育ちでも自分の慣れ親しんだ方言以外の訛りは簡単に聞き取れないことが多いです。(筆者は地方育ちですぐ隣の県にリゾートバイトに行きましたが、田舎の外れの方だったので訛りがキツくほとんど聞き取れないことが多々ありました。)
言葉(方言)が聞き取れない=コミュニケーシが取れないことは、自分が思っている以上にストレスになるのでリゾートバイトに行くときは方言の障壁があることを頭に入れておいた方がいいでしょう。
- 田舎は方言があり、派遣先の人は訛っていることが多いのでうまく方言が聞き取れずコミュニケーションが取りにくいことがある。
- 派遣先の人にキツイ方言で注意を受けたり怒られたりすると、強い口調で罵られているように感じ、かなりストレスになる。
派遣先に派遣が自分一人
派遣先に派遣が自分一人だと、ハズレの職場を引く場合が多いです。
派遣先に派遣が自分一人だけということは、基本的にその派遣先の企業の派遣の枠が一人という場合が多いです。
リゾートバイトは短期で働けることがメリットの一つですが、派遣先の人からするとそんなこと自分たちには関係ないです。
それなのに、短期で頻繁に派遣が入れ替わるとその度に新しくきた派遣に同じことを繰り返し教えないといけません。
派遣が短期で入れ替わると、派遣先も『どうせ丁寧に教えてもすぐ辞めるしな…』と思い雑な対応をされたり、雑用や大変な仕事ばかり任され使い捨てにされ、派遣はそのキツイ扱いに耐えられず短期間で辞めてしまったり、契約を更新せず短期間で去ってしまうという悪循環に陥ってしまいます。
(リゾートバイトはそもそも短期間という条件付きで派遣を募集しているところが多いので、粗悪な環境での労働は割と当たる可能性が高いかもしれない…)
派遣先に派遣が自分一人かどうかを一番最初に必ず派遣の営業の人に確認した方がいいでしょう。
- 派遣先に自分と同じ派遣が複数人いるところを探したほうがいい!!
- リピーターが多いところは働きやすい職場の確率が高い!
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派遣は勤務時間や休憩時間が派遣先の人たちと異なることが多く、疎外感を感じることが多いので、同じような状況の派遣が一人でもいると少し安心する。
派遣の営業の人を簡単に信じてはいけない
派遣の担当営業の人は基本的に『良いこと・メリット』しか言いません。(派遣一人の契約を決めたら自分の営業成績が上がり自分の利益になるため)
担当営業の人は自分の営業成績を上げるためには、求人ページと実際の労働環境や住環境が少し異なるくらいでは何も言いません。
そのため、求人ページをみて少しでも疑問に感じるところがあったらどんなに小さなことでも質問した方がいいです。
また、担当営業の人の話し方や態度が親切すぎたりあまりにも低姿勢すぎると、(筆者の経験上)問題が起きたときにも同じような“親切な”態度でのらりくらりとかわされる可能性が高いです。
担当営業の人と話すときは一言一言を注意深く聞き、担当営業の人の“親切な”言葉に流されず確認をとるべきところはしっかりと確認を取った方がいいです。
リゾートバイトの派遣に登録する人は、短期での契約が多く人の入れ替わりが激しいので、営業の人もいちいち一人の人間にすべてを話さないし期待もしていません。
そのため自分の身は自分で守る!だれも信用しないぞ!くらいの態度でいたほうが舐められず自分が希望する環境で働ける可能性が高くなるので、担当営業の人にはこれでもかってくらい質問攻めにするくらいがちょうどいいと思います。
- 派遣の営業担当の人が一方的に言うことや、求人ページに書いている情報だけで判断せず、積極的に質問して自分の希望を伝えることが大切。
- コンビ二やスーパーの正しい位置・距離はもちろん、そこにたどり着くまでの道中に坂はないか?自転車でいける道か?など細かいところも確認しておこう。(食材を買いに行くハードルが高いと精神的にキツくなる)
- インターネット通信環境、Wi-Fiはあるかも確認しておく。(ネットショッピングが使えるとかなり便利。また田舎はただえさえ娯楽が少ないうえ、コロナで出歩くことも少なくなるのでインターネット環境がないと本当に娯楽が0になる)
- 寮の家電の設備や寮の1階か2階かなど確認した上で、できれば寮の部屋の写真なども送ってもらおう。また災害は多い地域かなども直接聞いたり自分で下調べしておこう。
- 仕事内容を聞いた上で、制服はどんなものか持ち物はどんなものが必要かなども詳細をしっかり確認しておこう。
天候に左右される仕事は負担が大きい
当たり前ですが、外の作業は天候に左右されやすいです。
雨が降れば雨に打たれ、風が強ければ風に吹かれ、太陽がカンカンに照ればジリジリとした太陽光を浴びます。
特に夏秋の台風の時期は天候が崩れやすく、外での作業ができずシフトが休みになることもあります。
そうなるとお金も稼げないのでモチベーションはめちゃくちゃ下がります。
ただえさえ忙しいときに天候に気力や体力をもっていかれ、お金は稼げない…となると精神的・身体的・経済的にキツくなるので屋内での仕事に移動希望を出すか契約期間を短縮してもらい派遣先を変えるなどして対策をしないといけなくなります。
天気一つで自分が思ってもいなかった悪い方向に進んでしまうことがあるので、じっくり考えて職場の環境を決めた方がいいでしょう。
田舎の水とニオイに慣れない
リゾートバイトは基本的に田舎に派遣されますが、田舎や地方の水や空気がどこも綺麗なわけではありません。
水は普通の水道水なのでもちろんカルキ入りですし、長期間空き部屋だったところに住むことになると、排水溝から上がってくる生臭いニオイや部屋全体にカビ臭など染み付いている場合かなりキツイです。
水や空気の違和感や嫌悪感は生活していく上でかなりのストレスになるので、浄水器の準備をしたり、アロマオイルやファブリーズなどでニオイ対策をしたりするといいでしょう。
- カルキ入りの水道水を直接飲むことに抵抗感があったら、早めに浄水器やウォーターサーバーを取り付けた方がいい。(沸騰させてもカルキ臭はなかなか取れないし、水は毎日必ず飲むものなのでその水がマズイとかなりストレスを感じる)
- 部屋のこもったニオイやカビ臭はなかなか取れないが、アロマオイルやリセッシュ・ファブリーズなどを使うと少しはマシにはなる。
山や森に囲まれているところはかなり虫が出る
地方の田舎に派遣され、寮が山や森に囲まれている場所では当たり前のように部屋の中や外に虫が出ます。
虫はいつどのタイミングで現れるか分からないので、知らないうちに噛まれて痒くなったり、急に出てくるのではないかとこわくて眠れなくなったりしてストレスが溜まります。(筆者は虫恐怖症だったのでかなり地獄でした…)
とくに玄関口に蜘蛛の巣を張られたりすると、家の出入りのたびに蜘蛛の巣に気を付けないといけないのでかなりストレスです。
普段の生活では見ない大きな虫も田舎の方では普通に出るので、都会暮らしに慣れている人は虫対策を怠らないようにしてくださいね。
- 虫が本当に無理な人は、殺虫スプレーをもっていくなどして事前に虫対策を怠らないようにした方がいい!!
- 柑橘系のアロマオイルも虫対策になるので準備しておくといい!
まとめ
リゾートバイトは派遣先にいる人や派遣先の環境などでいい思い出になるか悪い思い出になるか、また長期間働けるか短期間で帰るかが決まります。
リゾートバイトは仕事と住居を同時に手に入れることがメリットの一つですが、悪く言えば労働と引き換えに住居を人質にとられているようなものなので、どんなに仕事がキツくても基本的に仕事を休むことはできません。
そのため、下調べは念入りに行い、営業担当の人には疑問点などたくさんぶつけてみて今の自分にとって最善の選択をしてください。
また、同じ勤務先でも派遣会社によって時給や他の条件も違ったりするので何か所か派遣先のホームページでそれぞれの会社の勤務条件を見比べてみるといいです。
派遣の登録は個人情報などの書類を提出しないといけないので、派遣先に行く前に複数の派遣会社に登録しておくと後から楽かもしれません。(派遣先の近くに郵便局がなかったり仕事が忙しくて手続きのやりとりをするヒマがなかったりする場合があるので…)
派遣の営業の人との相性が悪かったり、契約途中で辞めて次の仕事を紹介してもらいづらかったり、同じ勤務地の募集で他に条件が良い派遣会社で働きたかったり、いろいろなことが考えられるので複数の派遣会社に登録しておくとメリットになる可能性が高いです。