- HSPという気質ついて
- HSPの適職
- HSPの得意なことと苦手なこと
目次
HSPとは
HSPはHighly Sensitive Personといい、非常に敏感な人のことです。
HSPにとって人込みや人の感情、対人関係、匂い、光、音、気温などの外的要因、自分の感情や体調などの内的要因の両方ともHSPにとってはつよい刺激になります。
HSPは周りの人が感じ取れない小さな変化まで感じ取ってしまうので、情報の多い現代社会では生きづらさを感じることが多いです。
HSPは病気ではない
HSPという気質は生まれ持った正常な特性であり病気ではありません。(HSPはアメリカの心理学者エレイン・アーロン博士によって提唱されました)
HSPは全人口の15~20パーセント(約5人に1人)存在しており、全世界の1.4憶人がHSPの気質をもっています。
また、HSPは人間だけでなく100以上の種にみられることが分かっており、HSPという特性は生物の生き残り戦略によって生まれた特性だといわれています。
HSPの適職
鋭い感性を生かせる仕事
HSPの人は感受性が豊かなので芸術的でクリエイティブな仕事でHSPの特性を活かせます。
- アーティスト
- 作家
- 漫画家
- 写真家
- イラストレーター
- 絵本作家
- Webデザイナー
- グラフィックデザイナー
- コピーライター
- ブローガー
- クリエイター
- 作詞/作曲家
- スタイリスト
- 役者/タレント
- 職人
- キュレーター(学芸員) など
動物や植物の世話/人に寄りそう仕事
HSPの人は共感力が高いため、人や動植物の感情を察知することが得意です。
動物や植物のお世話や、人に寄り添う仕事でHSPの特性を活かせます。
- カウンセラー
- 教師
- 心理療法士
- コーチング
- 牧師
- 介護福祉士
- 飼育員
- 花屋/園芸
- トリマー
- 獣医
- 農業
- 植木職人/庭師
- マッサージ師/整体師/鍼灸師などの施術者 など
分析したり整理したりする仕事
HSPは論理的に考えたり整理したりするのが得意です。
記憶力もよくたくさんの情報を処理できる能力があるので以下の仕事でHSPの特性を活かせます。
- 投資家
- コンサルタント
- 会計士
- 司書
- システムエンジニア
- 経営者
- アナリスト など
HSPは一人でもくもくと作業する仕事が向いています。
人と直接接しない仕事
たくさんの人と一緒に働くことはHSPに向いていません。刺激がつよすぎてすぐに消耗してしまうからです。
上記で人に寄り添う仕事が向いていると書きましたが、HSPは人の気持ちを感じ取りすぎてしまうので人と近すぎると逆に疲弊してしまうHSPの人もいます。
HSPの人はたくさんの人と関わり合いながら仕事をするより、一対一で深い関わりをもつ仕事や、ひとりで自分のペースでできる仕事をするほうが向いています。
静かな環境でできる仕事
HSPは刺激によわいので騒々しい環境の中で仕事をするのは向いていません。
HSPの人は五感からの情報が多い環境では消耗してしまいます。
そのかわり、静かで刺激の少ない環境ではゾーンにはいるくらい高い集中力を発揮します。
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- 人と向き合うことで逆に消耗してしまう人や、表現することが難しいと感じるHSPの人ももちろんいるので、HSPだから絶対にこの職業が向いている!というものではないです。
- HSPは静かで自分のペースで進められる環境下で高い集中力を発揮します。
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HSPの得意なことと苦手なこと
得意なことと苦手なことは表裏一体です。
- 空気をよんでしまう⇒小さなことに気づき配慮ができる
- 人間関係に疲れやすい⇒共感力が高い
- マルチタスクが苦手⇒一つのことに集中できる
- 情報量の多さに消耗する⇒たくさんの情報を処理できる
などHSPの強みはたくさんあります。
ただ、HSPはマイノリティー(少数派)なので社会で求められる常識に当てはまらなく生きづらさを抱える人が多いです。
HSPと内向型の関係
HSPと内向型の気質には類似点が多いので、混同されがちですがHSPにも外向型はいます。
HSPのうち、30パーセントの人が外向型といわれています。
まとめ
HSPは自分のことより人のことを優先させ、たくさんのものを抱えてしまうやさしくて不器用な人が多いです。
また、HSPの人は在宅で仕事をしたり、フリーランスで仕事をする人が少なくないです。
HSPといってもいろんなタイプの人がいるので、自分に合っているものを見つけてみてくださいね。