サイコパスといえば猟奇的殺人犯やマッドサイエンティストなどをイメージするかもしれませんが、サイコパス全員が犯罪者なわけではありません。
ですがサイコパスは異常人格者といわれており、普通の人とは考え方や感覚がちがいます。
今回は、サイコパスの特徴9つとサイコパスの顔つきについてまとめてみました。
目次
サイコパスとは
サイコパスとは反社会性パーソナリティー障害のひとつです。
サイコパスの特徴9つ
犯罪心理学者のロバート・D・ヘア氏はサイコパスの特徴を以下のように定義しました。
- 良心が欠如している
- 他者への共感力が低い
- 慢性的に平気で嘘をつく
- 行動に対する責任がとれない
- 罪悪感を感じない
- 自尊心(プライド)が高く、自己中心的
- 口が達者で、社交的である
良心の欠如
サイコパスは良心が欠如しています。
そのため他人がどうなろうがまったく罪悪感がありません。
他人を物としてしか考えられないので、犯罪を起こすサイコパスも多いです。
共感性の欠如
サイコパスは共感性が欠如しているため、他人に共感することができません。
共感はできませんが、嘘の同情は得意です。
人間の心理を頭で理解することはできるので(むしろ得意)、他人の懐にはいって他人を操ろうとします。
嘘つき
サイコパスは平気で嘘をつきます。
自分の目的のために、自分の都合のいいように慢性的に嘘をつきます。
嘘をつくことに対して罪悪感がまったくないので、自分が嘘をつくことで相手がどうなろうがサイコパスにはどうでもいいことです。
サイコパスは基本的に自分さえよければいいと思っています。
自己中心
サイコパスは自尊心が高く、共感力が欠如しているため自己中心的にしか物事を考えられません。
利己的で理知的なサイコパスは、自分を軸にして生きることが当たり前なのです。
社交的
サイコパスは相手の求める“いい人”を演じます。
そのため、表面上は魅力的にみえます。
しかし、それは本当の人格ではないので平気で嘘をつくし、自分の振舞いで相手がどうなろうが知ったこっちゃありません。
いい人を演じ社交的に振舞うことで、相手の信用を勝ち取り最終的には自分の利益にしようと考えています。
野心家
サイコパスは結果主義なので、他人を蹴落とし利用して自分の目的を果たそうとします。
頭のいいサイコパスは、社交的で思い切った行動を取るのでまわりから信頼されやすいです。
サイコパスは他人を利用して切り捨てることを屁とも思わないので、のし上がりやすいです。
攻撃性が高い
サイコパスは衝動的で、とくに幼少期はコントロールがきかず何らかの傷害事件を起こす確率が高いです。
サイコパスの攻撃的な性格は男性ホルモンであるテストステロンが影響しているといわれています。
他人をコントロールしようとする
サイコパスは口が達者で、話術に長けているため他人をコントロールすることに慣れています。
相手の心の隙間に入り込み信用させて、相手を支配しようとします。
サイコパスは自分の思い通りに事を運ぶためには、手段を厭いません。
自分の行動に責任がとれない
サイコパスは自尊心が高いため、自分の非を絶対に認めません。
自分の行動に責任をとらず他人のせいにしたり、言い訳ばかりしたりします。
自分の正当性を主張しもっともらしい理由付けをして他人の同情をひこうと考えたりもします。
サイコパスの顔つき
ポーカーフェイス
サイコパスはいつでも冷静沈着です。
喜怒哀楽が乏しく、普通の人のように感情が動くことが少ないため基本的に表情が変わりません。
口元が笑っていても目は笑っていない
サイコパスは他人を信用させるために、よく笑顔を使います。
本心からの笑顔ではなく、忖度した笑顔なので口元は笑っていても目元は笑っていません。
他人の前では笑顔をつくっても、心の中は冷めています。
男性的な顔立ち
サイコパスの攻撃的な性格は男性ホルモンのテストステロンが原因だといわれています。
そのためサイコパスは男性的な顔立ちをしている傾向にあります。
サイコパスの男性はより男性的なためまわりからすると魅力的にみえます。(モテる)
まとめ
サイコパスにはいろんなタイプがいますが、心がなく自分のことしか考えていないということは共通しています。
サイコパスかサイコパスでないかの判断は普通の人には難しく、専門家でないと見分けがつきません。
サイコパス全員が人を傷つけるわけではありませんが、普通の人とは思考回路や感覚がちがうので頭で理解することはできても心からつながり合うことはお互い難しいでしょう。